明良にはツバサの存在を知られたくなくて、留守電にした。
明良は後ろからそれを見ていたらしくて頭の上から話かけられた。
「ツバサって誰?」
「…………」
知られたくなくてあたしは答えなかった。
すると明良はまたあたしの頭の上から話かけた。
「玲美の男、とか?」
明良は後ろからそれを見ていたらしくて頭の上から話かけられた。
「ツバサって誰?」
「…………」
知られたくなくてあたしは答えなかった。
すると明良はまたあたしの頭の上から話かけた。
「玲美の男、とか?」


