「ツバサ、見つかったの?」


「うん、間違いないだろうって。今から侠ちゃんのやってる焼肉屋にこいって」


「そう、良かった。良かった……」





玲美はそう言ってさっきよりも増して涙を流しはじめた。



俺は侠ちゃんの店まで車を急いで走らせた。



侠ちゃんの店について入っていくと、奥の方の席で侠ちゃんと林檎りんことツバサが焼肉を食べていた。