ずっとツバサがいなくて不安がっていた玲美を抱き締めたかった俺は、唇が離れるとギュッと抱き締めた。



車に乗ってるせいで抱き締めても埋められない隙間が邪魔だった。



それでも俺は早くも幸せを感じていた。



あとはツバサだけだな。



ツバサさえ見つかってくれれば。



時間はいつの間にか20時になろうとしていた。