「部長。部長と付き合ったのは本当に短かった。カップルらしいこと何にもできないまま別れちゃって…。


私がもっと大人だったらあんなことなんでもなかったのかもしれない。だけどあの時はどうしても許せなかった。


秘密にしてたことじゃなく、辛い思いをしたあの人を煙たがっていることが。


部長あの人のこと幸せにしてあげなくちゃ駄目ですよ。」


部長は力強くうなずいた


「もう二度と会うことはないと思います。あ、でも、いつか、いつか二人よりもすっごいいい男と結婚して、そしたら二人に会いに来ます」


笑顔でそう言うと、深くお辞儀をしてその場を後にした