いまになって聞こえてくる周りの声
「いい人だと思ってたのになぁ」
「拓海様と部長なんて何様のつもり?」
「2人ともあの女から猛アタックしたんだって」
「拓海様も部長もかわいそー。あんな女に騙されて」
「早く会社止めろっつーの」
確かに…
もうこの会社にはいられないと思う
「奈々…」
振り向くとそこにいたのは沙織だった
「大丈夫。それより私とあんまり関わらないほうがいいよ。沙織まで変な目で見られちゃう…」
「そんなことはどうでもいいの!!だって奈々は後ろめたいことなんて1つもしてないじゃない」
「沙織…ありがと」
.

