「奈々はそれでいいのかよ!!」 急に大声を出した拓海にびっくりして固まる私 「俺がニューヨーク行ったらなかなか会えないんだぜ?俺はそれが嫌だからこんなに落ち込んでんのに…」 そんなこと言われてもなぁ 寂しくないと言えば嘘になるけど、拓海が言うのとはちょっと違うと思う 私達はもうそんな関係じゃない 拓海は何も言わない私を見て、 「もういいよ…」 と言って屋上から出て行った .