学校に向かってしばらく歩いていると後ろから足音が聞こえた。 「東佳ーっ!!!」 わたしに追いついた陽人さんは、肩で息をしながらビニール袋を差し出した。 「はっ、はぁ、これ、弁当っ」 走ってコンビニで買ってきたらしい。 中身は片側によってしまっていた。 心がじんわりと熱くなった。 「ありがとう……………………お父さん」 陽人さんはパッと顔を上げて、ニカッと笑った。