涙が溢れて後ろへ流れていく。 走って走って走って。 どこに行くかなんて自分でもわからないけど、 どこかへ確実に向かって走っている。 里奈が死んだ 和樹が産まれた 先生ももういない わたしは、東佳は、消えちゃう 堤防沿いを走って、わたしが足を止めたのは 橋の真ん中 車なんて通らない 小さな橋の真ん中 だけど、 すごく高い橋の真ん中 なぁんだ 勝手に頬が緩んで、自嘲的な笑みが吐息とともに吐き出される。 わたし 里奈に なりたかったんだ?