唇を塞いで




「ちょっと待ってよ、この話には続きがあるんですー」


「何?続きって」


佐伯くんがのんちゃんの頭を優しく撫でなから言った



「でも今年はこんなに近くに可愛い子が、しかも俺の彼女としているんだから見る必要ないってこと」



うわぁ~
佐伯くん、かっこいい~


のんちゃんもう顔真っ赤じゃん



「やるじゃん、佐伯くんっ」

あたしは佐伯くんに言った
佐伯くんは親指を突き立ててグッドの形を作った



こういう時間だけは忘れられるけど