隆之介は、決してがっつく事は無い。

芸能人特権を利用して何度もやっている事

だから相手が誰であれ冷静である。

つまり、行為自体さほど興味無い訳だ。

芸能界において俺様キャラで通している以上は現場で傍若無人に振る舞い酒を浴びるほど流し込み女を抱いて他人を見下す。

そんな日々を過ごすくだらない男である。

他人が羨む全てを手にしても自らが望むものは何一つ持ってないのだから…

今、彼の下には…大きく股を開きだらしない顔の女が居る。

普通の男ならば喜ばしい事だが彼にとっては…虚しい一時でしかなかった。