─チビとわたしが歩く道─







あたしは泣かなかった。





泣けなかった。







チビが死ぬなんて




考えられなくて






きっと、





「チビッ!」




って呼んだら




「ワンッ!」





って言ってくれる。





そんな気がしてた。