またしても勢いよく扉を閉めて、1−7に超特急で走っていく




別に行く場所は決まってなくて、7組みにとりあえず行くだけ…




とにかく会長と同じところにいたくない!!



あんな奴もうしんない!!







7組みに着くと、そのドアはもう開いていて、誰かいるんだとすぐに分かった



いつものあたしだったら迷うところだけどあたしはズカズカとなかに入っていく







『て、沙織!?』

『あ〜!!志穂。どうしたのぉ?』

『え、あ〜…別に!?ただ来てみただけ!!』

『ふ〜ん。どうぞぉ?』




なぜかニコニコ笑ってる沙織の横に不信に思いながらも腰を下ろす




沙織の前には買ってきたばかりと見える湯気が出てる缶コーヒー、そして何枚かのアルバイト広告




それを丁寧に揃えてしまおうとする沙織の手をあたしは思わず止めた






『…?志穂?』

『あの…沙織もアルバイトするの?』

『え、まぁ〜…そうだけど。』

『だったら…っ一緒にやんない!!?』



驚いて目を見開く沙織



あたしがこんなこと言うのが信じられないとでもいうような顔だ





…失礼すぎ。



少しふてくされながらも沙織の返事をまった




かなり考えてる沙織はあたしと一緒にやる不安かんじゃなくて別の理由で考えてるみたい





間がかなり空いて、沙織がやっとokの返事をくれた







楽しそうな沙織とすっごく嬉しいあたしは一緒にさっきの広告を広げて、バイト探し



さっきまでの怒りの感情はもうすでに消えていて、


頭のなかから忘れていた