近づいてみると、そこにいたのは、 「山南さん。どうしたんですか?」 「ああ、花音さんですか。ちょっと喉が乾いてしまったんで、お茶を入れに。」 朝食の時には話さなかったから、昨日ぶりの優しい微笑み。 そういえば、山南さんとこうやって会話するの初めてだ…。 「花音さんは、土方君のお茶を入れに?」 「はい。 山南さんの分も私がいれますよ。なのでお部屋で待っていて下さいますか?」 *