あの後、佐助はみんなから一言ずつ貰った後、海に還された。

佐助は海が好きだと言っていたから―……。

私は涙を流していたけれど、最後は笑顔で見送った。

また、いつか会おう、と……。



そして、さっき日本に着いた。

本当は初めて見る昔の日本の景色にわくわくしていたけれど……

佐助の事を思うと、心に穴がポッカリ空いたような……何か今一つ物足りない気がする。

私は晋作の隣にずっといた。

晋作はさっきからずっと何かを考えている。

邪魔しちゃいけないよね?

そう思って離れようとすると、晋作に呼び止められた。

「梓……話があるんだ」

晋作の声はすごく真剣で思わず息をのんでしまう。

少しの間の後、私は返事をした。

「……どうしたの?」