パーティーが始まると
お料理も美味しく、お酒がどんどん進んでしまう。
『なんか楽しくなってきちゃった♪次はワインでも飲もう〜』
とお酒が弱い私はフラフラになりながらドリンクが置いてある場所まで行こうとすると、よろけてしまった。
「おっと。大丈夫?」
「あっすみません。酔っぱらってて。ははは〜」
なんて言いながら、私が転びそうなところを助けてくれた人の顔を見ると、加藤さんで、目があった。
私の顔を見た加藤さんはなぜかほんのり顔を赤くした。
そして、「わっ沢村さん!」と言って掴んでいた私の腕をパッと離した。
「すみません!俺…」
と言い残し去っていってしまった。