放課後、先輩と一緒に帰ろうと3年生の彼の教室に向かった。


教室の前まで行くと、彼の姿が見えたので声を掛けようとすると



「龍之介、珍しく今の彼女と結構ながくね?!」


「あぁ、もう半年くらい経つかなー」



『龍之介って先輩の名前だし、彼女って私のことだよね?』


自分の何を話されるのか気になった私は彼らから見えないように隠れて話を聞くことにした。