「流石、実桜。よくわかっていらっしゃる。」 私は、机の上にあった実桜の手を掴んで笑いかけた。 実桜はすぐに握り返してくれて、 「当たり前でしょ。 てか、あのオヤジムカツク。 私の花恋を苛めて。 あ、海ありがと。 花恋を助けてくれて。」 「いつから、お前の花恋だよ。 まぢ、ウケる。 お、まぁいいけど、ちょっと俺トイレ。 あとは2人でごゆっくり。」 海はそう言って渉とトイレに行ってしまった。