「うえぁっ……なんじゃこの味。」


塾でまた不思議な声を出して騒いでるのは…私、


――――杉浦萌依。


先週…先生にバレンタインのチョコレート、あげちゃいました。


なんて…私の幼馴染の七美は…ホワイトバレンタインだったらしい、


七美のいとしの斉藤先生は、雪の中…


七美と一緒に帰ってくれたとか。


今年の冬はこの神奈川県でも雪がとっても降っていた。



本当はバレンタイン当日に渡したかったけど、先生がこの日バイトじゃなかったので、一週間ぐらい早めのバレンタイン。



そんな中私と七美は、さっき買ってきた飲み物を飲みあっている。

七美はりんごジュース、


私はレモンはちみつジュース。



「何、萌依変な声出して。」


「だ…だって……なんか微妙な味なんだもん。」


「え??そう??普通に美味しいけど。」



と七美は手前の部屋に行った。


毎回恒例のカレンダー確認、



私と七美は週2回しか塾に来てないため、



先生と会える日を毎回チェックする……