な、なんだろう、気になる。

でも、会社に戻るなら、先に車のエンジン温めてた方がいいよね?

気になりながらも、私は家を出て車に戻った。



運転席に乗って待っていると、数分して純一郎さんが戻って来て、運転席のドアを開けた。



「もう1ヶ所寄り道してから会社に戻るから、俺が運転する」



あっ。



「はい」

私は降りて、助手席に座った。



そして、すぐに車が動き出した。



ママさんと、どんな話をしたんだろう?

気になるけど、もしかしたら、私には関係が無い話かもしれないし……。



私はそう思う事にした。