今日も地球の上では☆2

「せっかくだから、冷めないうちに食おうぜ! いっただきまーす」



純さんはテーブルの前に座ると、そう言ってオムライスを食べ出した。

私も、もう1つのオムライスが置いてある所に座った。



「いただきます」



挨拶をしてからスプーンを手にし、チキンライスの上に乗っているふわふわ玉子にスプーンを入れると、中から『とろ~ん』と半熟の玉子が零れ出た。

スプーンで1口分すくい食べてみると、急に心の中がじんわりと温かくなり、無意識に涙が溢れた。



「おいしい」

「だろ? 泣く程、うまいよな?」

「はい」



私の涙の理由を純さんは訊かずに、そう言ってくれた。

純さんのお母さんの気持ちが、嬉しかった。

そして、純さんが私の涙の理由を無理に訊き出そうとしない優しさが、嬉しかった。



きっとこのオムライスには、たくさんの愛情が詰まっている。

だから、心が温かくなるのかな?