今日も地球の上では☆2

あっ、誤解してるかも。



「あの、私が働いている会社の社長なの。加瀬純一郎さん」

「ああ」

私の説明を聞いて、お父さんは納得したようにそう小さく呟いた後、笑顔で純さんを見た。



「風花の父です。いつも娘がお世話になっております。いろいろとご迷惑をお掛けするかと思いますが、よろしくお願い致します」

そう言って頭を下げる、お父さん。



お父さん……『風花の父』って、言ってくれた。



「えっ? お父さん?」

純さんが不思議そうに訊き返した。



純さんが不思議に思うのは当然だ。

私は祖父母と同居していて、両親は幼い頃に亡くなっていると話しているんだから……。



「部長! 早く行かないと、約束の時間に遅れますよ?」

スーツ姿の男性が少し離れた場所から、お父さんに向かってそう言った。



「分かった。今行く」

返事をする時だけその人の方に視線をやったけど、お父さんはすぐに私に視線を向けた。