今日も地球の上では☆2

純さんと朝から得意先数件を一緒に回り、最後のお客様の所は現在作業中の現場の打ち合わせも兼ねる為、純さん1人で行く事になっていた。

その間に、私は銀行での用事を済ませ、純さんと合流する予定だった。



銀行で用事を済ませ、外に出て数歩行き掛けた時。



「風花?」



えっ?

銀行の中の方から、誰かに呼ばれた気がして、振り返った。



あっ!

「……お、父さん……」



そう呼んでから、ハッとした。

『お父さん』って呼んじゃった……どうしよう。



私が動揺していると、それを察して微笑んで言ってくれた。



「いいんだよ、『お父さん』って呼んでもらった方が嬉しいから」



時々、手紙でお互いの近況報告はしていたけど、直接会うのは4〜5年振り位で……でも、昔と変わらない温かい笑顔に、涙が込み上げて来る。



ダメ!

甘えちゃ、ダメなんだよ!



だって……。



本当は『お父さん』じゃ、ないんだから……。