「じゃあ指輪…」 言いかけた彼に首を横に振った。 「指輪は…婚姻届と一緒に受け取りますね?」 彼の目を見つめて どれくらいぶりだろう 心から 笑えた。 「でも、私達のした事は許されない事だった。 だから私もあなたと一緒に罪を償いながら生きていきたい。」 「また、嫌な思いさせちゃうね…。」 「あなたに恋をしてから良い思いをした事のほうが少ないです。」 言いきった私に、彼はきまずそうに苦笑いを浮かべた。