「私…あなたに恋をしてツライ事ばかりだった…。」 「そう…だよね。」 「まるで地獄にを味わってるかの様に、毎日泣いてた。」 「そう…だよね。」 静かな沈黙が訪れて、彼は持っていた指輪をポケットにしまった。 「…小指、かして下さい。」 「えっ?ああ…うん。」 彼は動揺しながらも、ズボンでパパッと手を拭うとゆっくり私に小指を差し出した。