「君との不倫が発覚した後、実は奥さんの不倫も発覚しちゃって… 自分の事、棚にあげてよく、俺の会社に乗り込んで来たよな…あいつ。」 独り言のように、話しはじめた彼の隣に椅子を持って行った。 「まあ、すぐに向こうが離婚調停を申しでたんだけど… 俺達には結局、お互いを許す事ができなかったんだ。 ってか、あいつの不倫が発覚した瞬間に君の顔が浮かんだ。」 「なんで…?」 聞き返した私の頭をぽんぽんと撫でる彼。 変わらない仕種。