「女神よ! あなたは私をいらぬ者とするのですか。なぜ?」


 悲痛な声を挙げて、少年は懇願致しました。


 きっと、命を捧げて女神のために戦うからと。


『すがらないで。私はそんなに強くない。あなたを愛するほどに、心弱く、臆病になってゆくのに』