大好きでした。

女子の団体が終わり、男子の団体が始まっていた。


あたしは先輩を見ていた。







得点をとるたび先輩は

「よーおー」

とよく分からないけど叫んでいた。

点数を取られると悔しい顔をして。

でも、いつもとは気迫が違った。











まるで世界にあたしと先輩だけみたいに周りより先輩を見ていた。