次の日、あたしは重たい体をおこした。
気づけば、みんながいつも集まる時間が過ぎていた。
あたしは、特別急がず制服を着る。


そしてゆっくりと登校した。
別に、学校はどうでもよかった。
ただ…。




電車が着いてあたしは乗り込む。
この電車に乗れなければ遅刻決定。
どうせ、遅刻してもいいんだけどね。


あたしは携帯で時間をかくにんして電車に揺られていた。
あたしのココロとは裏腹に快晴。
なんで、こんなときに…。
少しいらだった。





学校に着くと、1年の廊下に薫の姿。
もちろん、隣にはユア。
仲よさそうに話ている2人。
そんな2人を見ると、機能のことが想像できてしまう。
それでも傷ついた。
なのに………。




ふいに見えた2人のポケットからのぞく携帯のストラップ。
おそろいのが着いていた。



鞄を落としそうになった…。
う………そ…?
どうして…?
あたしは絶望的になった…。



なんで?
なんで?

答えなんか、簡単じゃない?
でも、信じたくなかった。
あたしは唇をかみ締め、反対側の階段をまわりD組に入った。