「だからね?」 そう言って、 真柚の姿が消えた。 不意に服に染みわたる熱。 腹部に入り込んだ冷たい物体。 腹部に感じる、激痛。 「が、っ?!」 痛みは俺を支配する。 痛みのする腹部を見る。 そこには、 あのとき見た包丁と、 その包丁の柄を持って俺に突き立てる、 黒百合ちゃんに乗っ取られた、 真柚の姿。