「きおつけ!礼!」 形ばかりの号令がかかり、ガタガタとみんなが立ち上がる。 あたしもそのまま教室に行きたい所だけど… 『まだ寝てるし…』 後ろの席を振り返ると机に突っ伏して完全に寝てる友達…。 『サチ』 「トントン軽く肩を軽く叩くけど全然起きない。 『サーチ、ちょっと!』 「ん゛~」 今度はゆさゆさと揺らすけど唸るだけ。 『もぉ~…』 このまま置いてこうかな…。 「あの~…柊さん」 遠慮がちな声に振り向くとうちのクラスでは無い男子が立ってる。