「はい座って♥」 ウキウキモードのねぇさんがわたしを鏡の前に座らせた。 ピンクの壁紙に、白い鏡台。 鏡台の上に並べられたマニキュアはピンクやベビ―ピンクが多くて、ズラッと並べられたメーク用品に目を奪われる。 「目を閉じて…」 姉さんに言われるまま目を閉じた。 カモフラージュのメガネを外されたことは目を閉じててもわかったんだ。