怒りが収まらない昼休み。 いつものように階段を上っているんだけど、足音はいつもの倍いや3倍くらいうるさい。 イライラする感情が足音を大きくして昼休みの廊下に響き渡る。 一番上まで上り終えると重たい扉をキィ―――って音を鳴らしながら開ける。 ムッとした暑さがわたしを包む。 イライラとした感情が一瞬で忘れられそうなほど、目に飛び込んできた空は青かった。