「心愛… 心愛… 」 「う~ぅ~ん。…… えっ!! 」 「ビックリするのはこっちだから。何でここにいんだよ 」 「えっと、わたし…晶羅が心配で、それで…… 来ちゃって…… いつの間にか寝てしまって…… 迷惑だったよね。 ごめんね 」 晶羅の無愛想さに涙が零れた。 迷惑かもってわかってた。 怒るかもって… 呆れるかも… って。 でもどこかで期待してたから…… ギュ――――って抱きしめてもらえること。 「わたし帰るね!! 」 慌てて寝室を飛び出した。