待ち合わせ場所には、伸樹がもう待っていた。 そして……その横にはいるはずのない人が立っていて…… わたしは一歩も前に進めない。 わたしの手をギュッと握りしめて、先を歩きだしてくれたのは晶羅だった。 「心愛!!」 わたしを見つけて駆け寄って来たのは、わたしが傷つけた利香だった。 お腹をねっ両手でかばいながら…… そういえば……この前そんなこと伸樹が言ってた……