「晶羅、どうよ転校初日は……」 メンバーの拓也通称TAKUが俺の顔を見るなりニヤケテ肩を叩く。 「想像通りだよ……たぶんな……」 メンバーはかなり面白がっている。 母さんが言い出したこの訳あり転校に…… 「マジかよ!!可愛い子いたか!?」 可愛い子…… 「まぁな……」 なんて答えながら俺の頭の中には可愛いとは正反対の地味子のあいつの顔が浮かんだ。