楽しそうな話し声が聞こえてきて…… なんだっ。俺なしでも楽しくやってんじゃん。 そんな虚しさが押し寄せる。 「心愛?? 」 「晶羅!!」 パって心愛の顔が明るくなって。 満面の笑顔で迎えてくれる。 「真中さん、久しぶり。」 「お久しぶり……坂谷さん」 文化祭の後ぐらいから心愛のそばには坂谷さんがいるんだよな。 俺としてはちょっと邪魔かな。 って言うか納得いってないんだよな。 だって、心愛のワンピ切り裂いたのこの女なんだからな。