俺は、軽い足取りで階段を駆け上がった。 屋上の扉を開けたとたん冷たい風に体が震えた。 心愛、本当に屋上好きだよな。 正確には屋上じゃなくて空なんだけどな…… 寒いぞ…… 寒がりの俺にはちっと困る。 「心愛…… 」