『晶羅、わたしやっぱりムリかも……』
心愛の声が震えてる。
そんなに緊張してるのか??
大丈夫だよ……って言ってやろうと思ったんだ。
でも……
泣いてるんだ。
心愛が……
泣いてるんだ……
「どうしたんだ心愛!!」
何で泣いてる??
どうしたんだ……
さっさか言えよ。
何で俺のいないところで泣いてるんだよ!!
『ねぇさんにも謝らなきゃ……ねぇさんが一生懸命選んでくれた服がビリビリに破かれちゃった。』
「何だよそれ??」
『晶羅……』
おい、心愛大丈夫か!!
「今どこ??」
『体育館の裏。』
「すぐ行くから待ってろ!!」
俺は電話を切って走り出したんだ。


