「晶羅、わたしやっぱりムリかも……」 晶羅に電話する声が震える。 『どうしたんだ心愛!!』 電話の向こうで心配してくれる晶羅 「ねぇさんにも謝らなきゃ……ねぇさんが一生懸命選んでくれた服がビリビリに破かれちゃった。」 『何だよそれ??』 「晶羅……」 涙が止まらなかった。 『今どこ??』 「体育館の裏。」 『すぐ行くから待ってろ!!』 電話が切れて…… わたしの手のひらにはビリビリのワンピースがあって……