真中さんの顔が真剣で、ドキドキしたんだ。
わたしの目をしっかり見つめてゆっくりと真中さんが話しだした。
「神崎さんは知らないと思うけど、俺yurakuっていうアイドルグループの一員でAKIRAって言うんだ。これでもけっこう有名で人気あるんだ…」
「そうなんだよね……わたし知らなくて…」
「あっそれはいいよ。そっちの方が嬉しい……」
「何で??? 」
何で??? わたし何も知らなくて……
どうして、嬉しいの???
「俺を有名人だからっていう好奇心で近づいてくる女の子だっているんだよね。でも神崎さんはちがうだろう??? 」
「……うん。 」
だって、yurakuって何???
なんて今でも思ってる。
「でも、yurakuのAKIRAが女子高で女装してたらマズイよね。だからこの事は秘密にしてほしんだ…… 」
そうだよね。
こんなこと世間が知ったら大変なことになっちゃうよね。
マスコミとかいっぱい騒ぐよね。
そうしたら、真中さん困るよね……
学園だってやめちゃうかも。
色んな事が一度に押し寄せてわたしの頭はフル回転。


