「まっまっまっ……真中さん??」 パニック寸前のわたしの口は、まさかと真中さんとを同時に言おうとする。 「落ち着けば。 」 ひとりだけ落ち着いてる真中さん?? 風の男にイラっとしてしまう。 「これが落ち着けることだと思う??」 知らない男??が突然となりのベットで寝てて、いきなりキスされて、それが同室の女の子と同一人物??みたいになってって…… 落ち着けるわけないじゃん。 わたしは、今にもこぼれ落ちそうな涙を必死で堪えた。