学校へ飛び込んで。 階段を駆け上がって。 彼がいるであろう1組へ。 そこに彼―――誠くんがいた。 窓にもたれ掛かり、小さく目を瞑っているその姿ですら綺麗だと思ってしまった。 ドキンと胸が跳ねる。 同時にドクンと苦しくなる。 あたしは勇気を振り絞り、一歩そして一歩誠くんへと近寄る。 今しかチャンスはない。 これを逃したらもう訪れない。 何故か分からないけどそう思った。