訊いていられないその声に、あたしの心はズキンと痛む。 冴子…どうしたの…? なぜそんな声を出すのか分からないあたしは何も言うことができなかった。 ここから立ち去ることも肩を抱いてあげることもできずに立ち尽くすことしかできない自分自身を恨みたくなった。 冴子はあたしが困っているとすぐに助けてくれる。 なのにあたしは今、泣きじゃくっている冴子に何もしてあげられない。 惨めだ。 情けない。 どうしてあたしはこんなにも役立たずなんだろう。