「Оh、Thanks!!」



私は手紙を受け取り

封筒のてっぺんを切り

便箋をひらいた。




「夕・・・!」




そこには愛しい人の字が

いっぱい広がっていた。





『愛する梓へ


 アメリカで上手くやってるか?
 俺は仕事が大変でメールとか
 あまり返せないけど、
 お前をずっと想ってるからな。


 英語とかしゃべれるようになったか?
 また帰って来た時、
 俺に聞かせてくれよ?


 あと、2ヶ月だ。


 2ヶ月たったら
お世話になった人たちに礼を言って
 あの空港のベンチに来い?


 俺、ずっと待ってるから。




               夕』




夕・・・!

夕夕夕!!!