「俺はまだ諦めてねぇ!」

「何言ってんだ!!!

 梓はな、深い傷を負ったんだぞ!

 お前のペースに合わせられるか!」




そう言うと陸は

口を結んだ。




そして

悲しそうな口調で

こう、白状した。