車をいつもの倍のスピードで 走らせる。 「梓・・無事でいてくれ!」 俺は冷や汗を流しながら 車を運転した。 梓がアイツに襲われそうになる事が 頭をよぎった。 俺は見えてきた 高級レストランに車を止め 急いで中に入った。 「いらっしゃいま・・」 「あの・・スイートルームを借りた 男女2人の部屋は・・・!?」 「え、あぁ、2階の1番奥です。」 俺はダッシュした。 お礼も言わずにそこにあった階段を 駆け巡る。