~20分後~ お風呂からあがって リビングに行ってみると いいにおいが私の鼻をつついた。 「うわぁ、いいにおい!」 私は机に並べてあったシチューを見て 思わず鼻を近づけた。 「おいで、頭拭いてあげるから。」 「うん!」 夕はいつもこうやって タオルで頭を拭いてくれる。 優しく撫でる様に。 「梓?」 「ん?」 「今のブラ何色?」 カチーーン 「夕のバカァアアァァ!!!」 リビングに 私の叫び声と 鈍い音が響いたのであった。