……… ……… そうだ 私と彼はもう何でもない 彼がこの写真を所持することは 何の意味もなさない 『棄てる』 の選択を選ぶのは 間違いなどではなかった 「……わかったわ」 写真 壁のコルク板に貼ってあったため 小さな穴が開いている ……それを棄てる 何故だか気が咎めた私は 櫻庭の視界に入らない様に 自分のバッグにしまった 「……優」 櫻庭の顔はいつもにまして いたたまれない程に冷えきっていた