殺し屋:黒兎

【三人称】


「葵……。」

「……あっれぇ、恋ちゃん?」

「……ハルカ……?牢にいたの…?」


恋は、地下牢の入り口をずっと見ていた。


だが、葵のいる地下牢に入ることは出来なかった……。


「うん。姫さんが起きたんだ。」

「そう……。目が覚めたんだね…。」


葵の目覚めを聞いて、恋は一瞬安堵したように微笑む。


しかし、すぐに悲しい顔に戻った。


「ずっとここにいたの?」