手枷も同じね。 「貴方達を倒して、逃げさせてもらうわ…。」 「…無駄なことを。……とりあえず、黒服さんたちお願いね。」 汐音はまたにっこりと笑いながら言う。 黒服の一人はナイフを持って、もう一人は銃を持った。 「死にたくなければ、大人しくしろ!!」 「……馬鹿ね。死にたくないから足掻くのよ。」 まずは、厄介な銃から…。 銃を持っている男の懐に入りこんで、足を蹴る。 よろめいたところで頭に回し蹴り。 「がっ…!!」